結婚届(社内届)とは
結婚届(社内届)は、従業員が結婚した際に会社に届け出るための書類です。役所に提出する婚姻届とは別に、社内の人事手続きとして提出します。氏名変更、扶養家族の追加、各種手当の変更など、会社側の事務処理に必要な情報を届け出ます。
結婚に伴い、健康保険の被扶養者追加、住所変更、通勤経路の変更、慶弔休暇の取得など、複数の手続きが同時に発生します。結婚届を起点として、必要な手続きを漏れなく進めましょう。
会社によっては結婚祝い金の支給や、慶弔休暇の付与があるため、届出を忘れずに行いましょう。
こんな時に使います
入籍時
婚姻届を役所に提出した後、会社に届け出ます。入籍日が届出の基準日になります。
氏名変更が伴う場合
結婚により姓が変わる場合、社内システムや名刺、メールアドレスなどの変更手続きが必要です。
配偶者を扶養に入れる場合
配偶者の年収が一定額以下の場合、健康保険の被扶養者として届け出ます。
住所変更を伴う場合
結婚に伴い転居する場合は、住所変更届も合わせて提出します。
書き方のポイント
入籍日を正確に記載
役所に婚姻届を提出した日(受理された日)を入籍日として記載します。挙式日とは異なる場合があるので注意しましょう。
変更事項を漏れなく記載
氏名変更の有無、住所変更の有無、扶養追加の有無など、結婚に伴う変更事項をすべて記載します。
配偶者の情報を記載
配偶者の氏名、生年月日、職業(勤務先)、年収見込みなどを記載します。扶養認定の判断に必要な情報です。
届出期限を確認
多くの会社では入籍後1ヶ月以内の届出を求めています。届出が遅れると、手当の遡及支給ができない場合があります。
関連する届出を確認
住所変更届、通勤届、扶養変更届など、同時に提出すべき書類がないか確認しましょう。
記入例
結婚届の記入例
| 項目 | 記入例 |
|---|---|
| 届出日 | 2025年1月20日 |
| 届出者 | 開発部 佐藤花子(社員番号:B-5678) |
| 入籍日 | 2025年1月18日 |
| 氏名変更 | あり(旧姓:佐藤 → 新姓:田中) |
| 配偶者氏名 | 田中太郎 |
| 配偶者生年月日 | 1990年5月10日 |
| 配偶者勤務先 | 株式会社△△(正社員) |
| 扶養追加 | なし(配偶者に収入あり) |
| 住所変更 | あり(住所変更届を同時提出) |
| 慶弔休暇 | 2025年1月21日〜25日(5日間)取得予定 |
よくある質問
Q. 旧姓を使い続けることはできる?
法的には戸籍上の氏名が正式名称ですが、社内で旧姓使用を認めている企業が増えています。人事部に確認し、旧姓使用届が必要な場合は合わせて提出しましょう。
Q. 事実婚の場合も届出は必要?
会社の規定によります。事実婚(内縁関係)でも、健康保険の被扶養者認定や慶弔休暇の対象になる場合があります。人事部に確認しましょう。
Q. 結婚祝い金はいつもらえる?
届出後、会社の規定に基づいて支給されます。届出が遅れると支給が遅れる場合があるため、早めに届け出ましょう。支給額や条件は福利厚生規定を確認してください。
Q. 入籍と挙式の日が違う場合は?
社内届の基準日は入籍日(婚姻届の受理日)です。慶弔休暇の取得時期は、入籍日または挙式日のいずれかを基準にできる会社が多いです。