出勤簿とは
出勤簿は、従業員の出退勤時刻を記録し、労働時間を管理するための書類です。労働基準法により、使用者には労働時間の適正な把握が義務付けられており、出勤簿はその基本となる書類です。
給与計算の基礎資料であり、残業時間の管理、有給休暇の取得状況の把握にも使用されます。
こんな時に使います
日々の出退勤記録
毎日の出勤時刻・退勤時刻を記録します。タイムカードがない職場では手書きの出勤簿が使われます。
月末の勤怠集計
月末に出勤日数、総労働時間、残業時間を集計し、給与計算に使用します。
労働基準監督署の調査対応
労基署の調査時に、適正な労働時間管理の証拠として提示します。
書き方のポイント
出退勤時刻を正確に記録
実際の出勤・退勤時刻を分単位で記録します。「だいたい9時」ではなく「9:03」のように正確に。
休憩時間も記録
休憩の開始・終了時刻も記録すると、実労働時間の計算が正確になります。
遅刻・早退・欠勤を明記
通常と異なる勤務があった場合は、その理由と合わせて記録します。
本人が記入し、上長が確認
出勤簿は本人が記入し、上長が確認・承認する運用が望ましいです。
記入例
| 項目 | 記入例 |
|---|---|
| 対象年月 | 2025年1月 |
| 氏名 | 営業部 山田太郎 |
| 出勤記録 | 1/6 9:00-18:00 / 1/7 9:05-18:30 / 1/8 9:00-20:00(残業2h)/ 1/9 有給 / 1/10 9:00-18:00 |
| 出勤日数 | 20日 |
| 総労働時間 | 168時間 |
| 残業時間 | 12時間 |
よくある質問
Q. 出勤簿の保管期間は?
労働基準法により5年間(当面は3年間)の保管が義務付けられています。給与計算の根拠資料として確実に保管しましょう。
Q. タイムカードと出勤簿の違いは?
タイムカードは機械的に打刻する記録、出勤簿は手書きまたは自己申告の記録です。どちらも労働時間の記録として有効ですが、客観的な記録(タイムカード等)が推奨されています。
Q. テレワーク時の記録方法は?
在宅勤務でも出退勤の記録は必要です。チャットでの始業・終業報告や、勤怠システムへの入力で記録するのが一般的です。
Q. 残業時間の上限は?
原則として月45時間・年360時間が上限です(36協定締結時)。特別条項付きでも月100時間未満、2〜6ヶ月平均80時間以内に収める必要があります。