安全衛生日誌とは
安全衛生日誌は、建設現場や工場などで、日々の安全衛生管理活動を記録するための書類です。作業内容、安全指示事項、危険予知活動(KY活動)、災害の有無などを記録し、安全管理の証跡として保管します。
労働安全衛生法に基づき、事業者には安全衛生管理の義務があります。安全衛生日誌は、その管理活動を日々記録する重要な書類です。
こんな時に使います
建設現場の日常管理
毎日の朝礼・KY活動・作業内容・安全パトロールの結果を記録します。
工場の安全管理
製造ラインの安全確認、保護具の着用状況、ヒヤリハット事例を記録します。
労働基準監督署の調査対応
事故発生時や定期調査時に、日常的な安全管理の実施を証明する資料になります。
書き方のポイント
KY活動の内容を具体的に
「危険予知活動を実施」だけでなく、「高所作業時の墜落防止」「重機旋回範囲への立入禁止」など、具体的なテーマを記載します。
天候と作業員数を毎日記録
天候は作業の安全性に直結します。雨天・強風時の対策も合わせて記録しましょう。
「異常なし」も記録する
何も起きなかった日も「災害・事故:なし」と明記します。記録がない日は「管理していなかった」と見なされる可能性があります。
記入例
| 項目 | 記入例 |
|---|---|
| 記録日 | 2025年1月15日 |
| 現場名 | ○○ビル新築工事 |
| 天候 | 晴れ / 気温8℃ |
| 作業員数 | 15名 |
| 作業内容 | 3階鉄骨建方、2階内装下地工事 |
| 安全指示 | ・高所作業時は安全帯使用を徹底・資材搬入時の誘導員配置 |
| KY活動 | テーマ:鉄骨建方時の落下物防止。対策:作業エリア下の立入禁止措置。 |
| 災害・事故 | なし |
よくある質問
Q. 安全衛生日誌の保管期間は?
法定の保管期間は5年間です。ただし、工事完了後も長期間保管する企業が多いです。労災事故の時効(5年)を考慮して保管しましょう。
Q. 誰が記入する?
現場の安全衛生責任者または現場監督が記入するのが一般的です。記入者と確認者(所長等)の両方の署名があると望ましいです。
Q. ヒヤリハットも記録すべき?
はい。ヒヤリハット事例は重大事故の予兆です。発生状況と対策を記録し、翌日の朝礼で共有することで再発を防止できます。
Q. 休工日も記録は必要?
休工日は「休工」と記載するだけで十分です。ただし、休工中に現場の巡回を行った場合はその内容を記録しましょう。